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2007.03.05 Mon
あああ、2日に一度になってるよ…私…っ

花粉かハウスダストか。
鼻と喉と目と耳の奥が痒いです。

駅に着いた途端に、痒いのですけど。
駅の裏に鬱蒼とした森(森林公園とか言う名前が付いてる。ホタルも居るとか居ないとか。そういえば実家出てからホタル見てないなぁ…)があって、ホームがそこに面しているから、花粉か…??



ようやくNPCとウチの子出ました。

「エミリー、子供達も適当に起こして頂戴ね。
それから、昨日の雨でウェイトの所が雨漏りしてたらしいから、トビーに来て貰って。
ええと、後はなにかなかったかしら」
慌ただしく出掛ける準備をしながらニーナは家に残る最年長であるエミリーに早口で告げた。
エミリーは茶色の髪をポニーテールに結い上げながらニーナの言葉に相槌をうった。
「ニーナ。
そろそろ行くよ」
玄関先から声を張り上げたのはハンス。
「どこか行くの?」
階段から男の子の声が振ってきた。
見上げると、パジャマ姿の黒髪の少年。
「あら、おはよう。ウォーレン。
暫くカズスに行って来ることになったの。
エミリーの言うことよく聞いてね。
ケイルとカーマイルをお願いね」
ウォーレンはきょとんとして皆を見上げた。
「みんな行くの?」
「そうなの。
ハンスもウェイトも居ないから、皆をお願いね、ウォーレン。」
「うん、わかった」
ウォーレンは素直にうなづいてニッと笑った。
「じゃぁ、行くわね。何かあったら、トビーやエレナに来てもらってね」
「あー、はいはい。わかったから。大丈夫よ、そんな心配しなくたって」
一向に出発する気配のないニーナをエミリーは苦笑いしながら見た。
「気を付けて、行ってきてね。」
大丈夫だから、とニーナの目を見てエミリー。
その眼差しに少し安心したように、ニーナは微笑んだ。
「行ってくるわね」
玄関のドアが開いて、ハンスが顔を覗かせた。
「ニーナ、みんな待ってるから早く。」
「あらあら、ごめんなさい。」
最後は慌ただしく玄関を後にした。
ニーナを見送って、エミリーはウォーレンを振り返って言った。
「ウォーレン、ケイルとカーマイル起こしてきてくれる」
「はーい」
ぱたぱたと上に登ってゆく足音を聞きながら、せっかくだしシーツも洗おうかな、と思いなおしてエミリーは二階にさけんだ。
「ウォーレン、降りてくるとき、シーツと枕カバーももってきてー」
聞こえたかしら?と暫し耳を澄ますと「はーい」と、くぐもった返事が帰ってきた。

玄関を開けて、外をみやると、村の入口近くに村人が集まっていた。
女性や幼い子供が多い中に、エミリーは姉の姿を見つけた。
まだ6歳の娘・フィラの手を握った姉・マリーの顔は酷く青ざめていた。
マリーの夫であるロイも落盤に巻き込まれたのだと、察するには十分だった。

「あらあら、マリー。あなたなんて顔してるの。
しっかりなさいな。
フィラが心配するでしょう?」
ニーナは娘の顔を見るなり言った。
「だって…、ニーナ…っ」
ニーナの顔を見るなり、泣き出したマリーの肩を抱いてニーナはゆっくり言った。
「大丈夫よ。
きっとみんな無事だから…」

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